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【SEO】Google公式発表「2015.4.21~スマホ対応していないサイトは順位が下がる」 PCでの検索結果に直接影響は無し

20150309

昨今巷を賑わせている、
嘘か誠か、「モバイル(スマホ)未対応サイトは今後Google検索で順位が降下する」という話題。

その発端は、Googleはランキング決定要素として、モバイルフレンドリー(スマホ対応)かどうかを使用すると公式に発表したことによります。今回は日付も明確にしており、2015年4月21日よりとのことです。つまり、事実です。

※記事タイトルの「順位が下がる」という表現は、
「ユーザーフレンドリーなサイトが上位に上がる」ことにより、
未対応サイトが結果として下がる可能性が高いという意味です。

しかし今回のアルゴリズム変更はあくまでモバイルを対象としており、
モバイル対応していないサイトはPCでの検索結果でも順位が下がるというわけではありません。

パッと聞くとPCの検索結果にも影響しそうで、
またネット上にはそういった不安を煽る見出しも多く見受けられますが、
PCでの検索結果の心配に関してはひとまず安心してください。

とは言え、モバイルを無視するケースは最早非常に稀と思います。
スマートフォンの普及率を見れば、
「PCで結果出てるからOK」とは言えなくなってきています。

出先などでスマホで情報を検索⇒さらに詳しく知りたい場合はPCでじっくり
というような使い分けをされている方も多いと思います。
モバイル検索での順位が上がることにより、
PCでのアクセスにも好影響が出ることは容易に想像が出来ます。

スマホ/PCサイトはもはや別物ではなく、
良くも悪くも相互に影響を与える密接に関係しているものと捉えるべきと考えます。

尚、今回のアルゴリズム変更により、
「PCでの検索結果」と「モバイルでの検索結果」に大きく違いが出る可能性もあるとのことです。

ちなみに4.21ジャストに実施するかどうかは不明とのことで、
また検索結果に見た目としてあらわれるまでには少し時間がかかるそうです。

何れにせよ、自社サイトのSEOにおいてモバイル対策の重要度がグッと上がった事は間違いございません。

■モバイル対応状況を簡単にチェック

モバイル対応に関しては、下記のGoogleサービスに詳しく説明があります。
対応状況簡易チェックなどは日本語対応しておりますので、
まずはGoogleに自社サイトがどう見えているかチェックしてみるのも良いと思います。

Google-ウェブマスター向けモバイルガイド

■どこまで、どのような対策を行うかを見定める

「モバイルフレンドリーなサイトにしろ」と言われても、具体的に何をどのように対策を行うか分からないという方も多いと思います。
またPCサイトを全面的にモバイル対応をするとなると、規模によっては膨大な作業が必要となりコストも嵩みます。

闇雲に全てをスマホ対応にしても、長期的に見て良い結果は生まれません。
自社サイトの情報の中で対応させるべき範囲、そうでない範囲を見定めて、
適切に対策を行うことが賢い策と思います。

まずは自社サイトをスマートフォンで確認してみて(ユーザー目線で)、率直に不満に思った事をリストアップしてみては如何でしょうか。

サイトの使い勝手の良さはGoogleの判断基準において大きなウエイトを占めます。
その内容は専門的と思われがちですが、実はごく当たり前なことも多いです。
(文字は読めるサイズか、ボタンは押しやすい大きさかなど)

その中で、対応可能な範囲で徐々に対策を施していっても、まだまだ遅すぎるというわけでは無いと思います。まずは目につく部分から改善していきましょう。

※上記内容はGoogle、John Mueller氏のオフィス・アワーでの回答に依るものです。⇒翻訳参照記事