ジェイクールのスタッフ雑記

電王戦リベンジマッチ『菅井五段vs習甦』その1 気合の菅井五段。その真意は

本日は将棋の『第3回電王戦』のリベンジマッチとして、菅井五段vs習甦の対局が午後1時から行なわれております。
持ち時間は第3回が5時間だったの対して8時間に。人間にとってプラスなると良いのですが。

対局場は将棋会館の地下で、普段は『銀河戦』の収録を行なっている場所だそうです。
第3回が有明コロシアムだっただけに、余計に広さのギャップを感じますね。

ニコニコの中継は、対局開始の1時間前から始まり、対局前の菅井君も来てくれました。
ここでの質問に対する喋りで驚いたのが、声と喋り方が羽生名人にメチャクチャ似てるじゃないですか。
特に若い頃の羽生さんにそっくり。

ニコニコのコメントでも多数声が上がっていて、自然に喋るだけで、既に羽生さんのモノマネが完成しています。完コピです。

インタビューが終わると、菅井君は早々に対局場へ。
まだ開始まで45分あるのですが、既にかなり集中しているように見えます。相当な気合です。

定刻が近づいたところで、まずは菅井君が大橋流で駒並べ。
菅井君の申し出で今回は「王」では無く「玉」を使っています。
対する久々登場の電王手君も同じく大橋流で。

は、はやいっ。

バージョン3.1といつものエヴァ風テキストそのままに、パワーアップぷりを見せ付ける並べっぷりで、
驚きのスピードでした。

ちなみに習甦はバージョンアップなしで、第三回と同バージョンだそうです。
あれだけ強ければ、ここは良しとするところでしょうか。

午後一時。対局が始まりました。7六歩、8四歩、6八銀。ん?
PVでは振り飛車党として煽りに煽って、大山名人を出したり、
菅井君と久保九段が喋っているシーンもありましたが、これは・・・。

菅井君自身が「将棋の内容もですが、結果にも拘りたい」と言っていたので、
普段居飛車が多いのを考慮すれば、あり得る手ではあったのですが。
いや、まだ、振り飛車の可能性もありますよね。

3四歩、6七歩、6二銀。ま、まだ6七銀から四間飛車の可能性がっ。

戦型は相矢倉となりました。先手の工夫としては、3九の銀を動かさずに駒組みをし、
2六歩から1五銀と原始棒銀に。後手は7五歩から角が出て、歩の交換。

先手は1五銀に対して後手が2二銀と引いたのを見て、2四歩と突いて、
同歩に2三歩とし、一歩損で銀交換としました。

その後は駒組みとなり、お互いに玉が8八、2二と入城。
そこから先手が2四歩とし、銀交換に続いて角交換に。

後手の2三歩に2八飛車と引いたところで、4九角打。

午後5時の夕食休憩現在では、後手がこの4九角と打ち込んだ局面となっております。

本対局の立会人である鈴木大介八段も大盤解説に既に二回来てくれていて、
途中の局面では「ぱっと見たら後手を持ちたいよね」と後手の一歩得を評価。

また、菅井君の対局前から一貫して難所を考えるような集中っぷりを心配して、
経験的に「少し休んだりした方が良い」と言っていました。

気になるのは菅井君の狙いというか、真意というか。

後手は、特別な手を差しておらず、先手の誘導で銀交換、角交換となっており、
どこまでが読み通り、研究通りで、何を狙いとしているのか。今のところ見えない状態です。

4九角と後手が攻めの手に出てきているので、夕食休憩明けから捻り合いで楽しくなりそうですね。
ただ、持ち時間が長いので、あまり局面が動かない可能性もあり。

ここまで解説してくれた瀬川五段も楽しい方で、将棋を教える際に駒を会社員に例えて「王が社長で、銀が営業部長で、歩が平社員」と言ったりするそうで、会社員出身らしい、飾らない、自然体な感じが印象的でした。

今回は放送時間が長いので、解説聞き手、共に交代制となっており、
瀬川さんは明日また解説予定。聞き手の藤田さんは流石のエースっぷりで、今日も楽しかったです。

夜通しになる本対局では『夕食休憩』の他に『夜食休憩』『早朝休憩』『朝食休憩』と用意されております。
これが嬉しいのかどうなのかも人よって変わりそうですよね。

前局に続いての名局を期待していますが、菅井君の気合を見ていると、応援したくなりますね。
強い習甦を破っての勝利を期待していますっ!

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